読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日本は『中近東』で“手垢”はない!

もしも左翼や○鮮人が主張する様に「過去の植民地支配」を“原罪”にしなければならないなら,イタリアはリビア,エチオピア等に跪拝しなければならなくなるが,“贖罪”なんかしない.フランスもアルジェリア等に謝らない.

この件でイタリア出身のある大学教授の意見を求めたら

「イタリアは敗戦国になったが,敵国による“占領改革”,戦勝国による“洗脳”は免れ,『曖昧な戦後』になった.それに『謝罪外交』と言うのは新しい考え方ですからね」

と言われた.テロ国家に援助をしなくてよかった.

昭和55年(1980)に見た映画「砂漠のライオン」はファシスト時代のイタリア人の視点から描かれた(但しイギリス&リビア合作)独立戦争を題材としていたが,この映画が封切られた時期とカダフィ大佐の人気が高まった時期は妙に一致している.何か石油資本との間に“裏取引”でもあったのかと勘繰りたくなる.映画は確かに迫力があった.アンソニー・クインリビア独立の指導者オマー・ムクターを演じていたが,ロッド・スタイガームッソリーニ,オリヴァー・リードがグラッツィアーニ将軍を演じた.BGMにファシスト党歌「ジョビネッツィア」を多用していた.

実際にはイタリアが支配した領域はイギリス,フランスに比べ遥かに狭いが,アラブ世界ではイタリアが世界で最初に戦車,機械化部隊を砂漠に投入した姿,殺戮の場面が映像で配信された事で,頗る悪印象が強いらしい.国連PKO部隊へのテロは往々イタリア軍が目の仇にされる.

一方「アラビアのロレンス」はイギリスの悪どい面を示唆しつつも結局は地元の人を“未開野蛮”に描き,敵側のトルコ軍を残酷に描いて,イギリスの支配を合理化する構成になっていた.イギリス,フランスが公正,民主的な統治をした訳ではない.それに今日のイスラム世界の混乱の種を撒いたのはイギリスの責任が大きい.国際石油資本の策動が影を落している.

考えたら映画も重要なプロパガンダ戦略だ.敗戦国を悪玉に仕立て,あの世界の混乱の本質は隠蔽され,「カダフィ大佐」の人気に貢献した帝国主義批判だが,カダフィ大佐を通し,世界の欺瞞の背景を垣間見る思いだ.日本はこれらの地域で手を汚していない.アラブ世界では日本はむしろ米英帝国主義と果敢に戦った国として尊敬される.国際石油メジャーは価格独占を図り中東動乱を策する可能性がある.

■「脱石油」支援へ協力拡大=安倍首相、サウジ国王と会談

(時事通信社 - 03月13日 21:01)