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パリのマダムに最悪のおもてなし教育

パリのマダムが舞妓修業!?

http://www.nhk.or.jp/kiwamebito-blog/100/264758.html

そもそもパリのテロで客が激減したホテルの立て直しのために、花街なんぞの水商売サービスを習いに行くという考え方が意味不明。よしんばサービス重要と考えても普通に日本のホテルとか旅館でええでしょう。京都にだって外国人客に喜ばれる旅館もいっぱいあるはず。

だいたい花街は旦那相手の満足を稼ぐ商売だから、そら下にも置かぬおもてなしだろうけど、そんなのホテル客は求めてないし。実際女将の押し付けるおもてなしはことごとく気持ち悪い。

極めつけはこのシーン。

マリーさんが客として参加したお座敷、そこで出された料理はノドグロの焼き物でした。「ノドが黒いからノドグロ」と聞き、頭側の切り身が運ばれてくると期待していたマリーさんでしたが、実際に配膳されたのは尻尾側。しかし、それこそが武田さんの真骨頂でした。慣れない箸を必死に使うマリーさんの姿を見た武田さんは、少しでも食べやすいようにと骨の少ない尻尾側をあえて選んでいたのです。おかげで、マリーさんは箸でノドグロを完食でき、大満足。どれだけ相手のことを思えるか、そのうえで相手に何をしてあげられるか。その気持ちこそが最上のおもてなしにつながるのです。

普通に見てて思ったのは、それ「サービス失敗してんじゃん?」ってこと。

のどぐろと聞いて本当に喉が黒いの? って興味持った人には頭出すのがサービスだろ。全部食えるかどうかなんかまさに二の次三の次に過ぎない。

全然最上のおもてなしという感じはしなく、ただの押しつけがましさしか感じなかった。

着付けの手伝いの練習なんかも見ててまさに無駄の極み。

ステップとしての考え方、段取りを語らずに「色を消し 色を生む」なんていう抽象的な概念で押し切ってただ無意味な単純作業の繰り返しから学ばせる。

まさに今ブラック産業を生み続けている、非生産的な日本を代表する事例にしか思えなかった。

実際フランス人が「色を消すなんて、それは自分の個性を消すことか?」という抵抗にちゃんとした返答が出せずにニマニマとした受け答えで「わからんちんだな」というか、言外にあっちを悪っぽく描く感じも気持ち悪い。

せめて「学びに来たはずが文化衝突」の事例として描ければ救いはあったと思うんだけど、これを「日本のおもてなしをフランス人に教育」みたいな型にはめてしまったために、気持ち悪さが増した感じだった。