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「秒速5センチメートル」(再)

テレビ朝日新海誠特集第二弾「秒速5センチメートル」を録画して見た。

まずは第一弾の「言の葉の庭」同様、本編中に一切CMを挟まず完全ノーカットで放送したことを高く評価したい。

最初に見たときには、新海誠という人を知らなかったこともありなんとなく見始めたのだが、今回はストーリーのすべてを知っていたので最初から集中して見ることができた。

それで気付いたことは、作品中のセリフのほとんどが登場人物のモノローグであることだ。

対話型のセリフは非常に少ない。

そしてそのモノローグが非常に詩的である。

丁寧に紡がれたセリフばかりで、村上春樹の小説にも似ている気がした。

カット割りやアングルなども非常に緻密で、新海誠の高いセンスを感じる。

最終章の「秒速5センチメートル」で、貴樹と明里の現在を簡単に語った後、タイトルバックから一気に山崎まさよしの「One more time, One more chance」を流す演出手法も素晴らしい。

テン良し、中良し、終い良し、どこをとっても文句の付けようのない作品である。

34.秒速5センチメートル(再)