クスノキの花薫る

今の季節、クスノキが花ざかりとなってます。

毎年心待ちにしているひとときです。

店の近所の公園に、とてもとても美しい佇まいのクスノキさんがいらっしゃいます。

その姿は年中すっくりと美しく、眺めるたびに目の保養ですが、特にこの時期は花が満開になって見事なのです。

木の下には、簡易ベンチが置いてあって。

心地よく晴れて、風も気持ちのいい本日、仕事の合間をぬって、1時間近くクスノキさんの下でゆっくりした時間を過ごすことができました。

もうね、本当に極上のひととき。

この時期のクスノキさんの奇跡の魔法は、花の柔らかい香り。

何ともいえない、清浄で優しい薫りが、私の体をつつみこんで。

あらゆる不要なエネルギーを流し去ってくれるような、軽やかさ、清らかさ。

あまりにも心地よくて、なんどもなんども深呼吸してしまう。

クスノキさんの花は、ものすごーく小さい。

ほんの指先ほど、直径5ミリくらいかなあ。花弁はクリーム色。

これが、風が吹くたび、葉ずれの音とともにパラパラとおちてくる。

大きく枝を伸ばしている、その下にパラパラと降る様子は、

まるで新緑の時期に雪が降ってるみたい。

私の頭にも服にも、パラパラと容赦なく降ってくる。

しばらくすると、座っている膝の上は、クスノキの花だらけになる。

寄せ集めて、手のひらにこんもり盛って、香りを聴いてみたり。

この、木の下一面に降り注ぐ新緑の雪を眺めるのも、私にとって贅沢な時間です。

もうしばらくは、この景色と香りを楽しめそう。

時間をやりくりして、また彼女に逢いにいこうと思います。

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