精神科病棟の人達

これはノンフィクションです。

医師の了承はありますが

長文であり、人によっては有害になりますので、無理に読まないことをお勧めします。

以下他のブログの文章です。

今まで精神科病棟に3回入院

3回とも別の病院に、3回とも任意の短い期間だけ見た

患者達のどこか共通するような私から見た印象

今は懐かしく思う、戻りたくない特殊な場所

いつも一番開放的な病棟だったからなのか、患者は一見普通の人のように見えた

ホールでみんなで笑ってゲームして遊んでいたり

病棟なのにメイクも服もバッチリキメてる人

精神科病棟は思っていたより明るい場所で

どうして入院してるんだろうと思う人がたくさんいた

私はいつもその時わかりやすく沈んでいたから

病棟の中でまで愛想笑いできないし

話したくもないと思って過ごしていた

どこにでも仕切るリーダー的な人が存在して、私は一匹狼だと言われた

その時はこんなとこで群れる方が変だと思った

でも担当医から、コミュニケーションも治療のひとつだから、院内の人ともできるだけ関わるようにと言われた

やっと朝まで眠れた時

「寝れたみたいで良かったね」

と2人の人から言われて、患者同士のことをよく見てることを知った

ベンチの隣に座ってきた女性は

「話そうよ、笑ってないと損だよ」

と言ってきて、笑えてたらこんなところにいないし、あなたはどうしてここにいるの?と思った

彼女は一番重い閉鎖病棟から、4ヵ月で今の開放病棟まで来たことを後から聞いた

ある女性は病棟に、どちらかが退院したら別れる、というよく理解できない期間限定の彼氏がいた

入院生活を明るくして、元気になる為なのか

お互い退院したくなくなるんじゃないのかなと思った

ある人は入院した理由が、同棲してる彼氏の暴力で、退院後の住まいをどこかで探してもらっていて、それが決まらないと退院できないと話した

でも自分は1人で暮らすと廃人になるから、またその彼氏と暮らすんだと

え?入院したのにそれじゃ意味ないんじゃないの?と思った

女性の格好をしてるから女性だと思ってたら、男性だった人

毎朝外で体操して、日中はホールで読書している穏やかそうな男性は、奥さんと小さいお子さんがいて、でも仕事するとうつ病がひどくなり

、そこの病院で入退院を繰り返しているらしかった

ある綺麗な女の子は、毎日のように外から男性が会いに来て外で話していたから、この近所に住んでるのかなと思った

リーダー的女性が言うには、来る男性は何人かいるらしかった

その子は隣でご飯を食べた時、自分は統合失調症で、例えばこのすまし汁の中のしめじが人の死体に見える、と笑って話した

みんなを仕切るようなリーダー的女性は、家では泣いてばかりいたと話した

最後に入院したところでは、夜にホールでみんなで話していたら

半沢直樹始まる」と多くの人が嬉しそうに部屋に帰って行った

自分のことや人のことをすぐに話す人がけっこういたけど

それはその人の話で担当医が患者の話をすることはないから、本当のことはわからない

だけど、一見明るく元気そうに見える人達のほとんどが、私よりずっと長く入院していて、なかなか退院予定も決まらないようだった

けれど隠された闇は突然姿を現す

それが私にも見えるのは、静まり返った消灯時間後が多かった

ある夜、暴力彼氏がいる子は突然「助けて」と叫び処置室に連れて行かれた

奈良からわざわざこの病院に来たという、昼間笑いながら話した、スタイル抜群の綺麗な女性は、夜中に看護士さんに抱き抱えられながら泣いていた

日中読書している穏やかな男性は、夜中の真っ暗な廊下で壁に頭を打ち付けていた

あの場所だからこそ笑えてた人もいたのだろう

あの中にも社会ができて、きっとほとんどの人があの場所にいる理由がある

私もあの時、あの場所にいる理由があった

少しの期間だけでも見えた闇

人の抱えている闇の深さなんて目には映らない

最初に仕方なく一時的に入院した時

次の診察で「あなたは入院する必要はない」と医師に言われた

その時は、あなたの辛さなんてたいしたことない、そう言われているようで不快に感じた

今ここにいられるのも、人のおかげだと

その気持ちを忘れないようにしないといけない

なんだか疲れが取れないや

虚無感梅雨入り